軟式野球 チームMimatyの活動報告と、 愛娘チャーリー・染色体異常(4Pトリソミー)児の成長記録として、 以前のブログ(ミマティーブログ)に引き続き発信をしています。 その他、趣味の話や、ペットの話、些細な愚痴など有りますが、 前作同様、お付き合い頂けると幸いです。

2019年03月17日

新しくチャーリーの関係で出会う方々に、

せっかくなんでもっとチャーリーの事を知って貰いたくて、

このブログを良かったら…と宣伝するのですが(笑)、

あまり興味を持って貰えない事が多い。

最初は、

あの人上部だけで、本当は・・・と、嫌な発想をしてしまう事も。。

でも、何故だろうか?

同じ様に、障がい児を抱えてる方や、介護や教育で関わってくれてる方なのに、
少しは興味を持ってくれても…。

と思っていたが、

よくよく考えてみた。


私はどうだろう?


私もそうだった。

チャーリーの事が真剣で、チャーリーに関係がない事には興味がない。

勿論、Facebookの投稿記事や、何人かの方のブログはたまに覗きはするが、

基本、他の方の障がいに余り興味がない。

どうせチャーリーには当てはまらないと思っていたから。

やっぱり、チャーリーは限りなく稀な障がいを持って生まれ、どこのサークルにも入れて貰えず、酷い疎外感を持って育てて来たので、有る意味それはしょうがないかな〜。

でも、このままでは、

私自身なんの進歩もない。

もっと他の障がいの事も知りたい。知らなければ…と思い初めてた時、


市報に手話講習会の案内が。

聞こえないという障がい。

そういえば以前から、心の片隅に、手話に刺激される自分がいた事を思い出した。


私が手話を初めて意識して見たのは、

高校生の時。

佐伯から津久見まで電車通学だったのですが、

部活の帰り、いつもより遅い電車に乗ったとき、

見慣れない学生服の、手話を使う二、三人の学生に遭遇する事があった。

その子達は、今考えれば、佐伯から大分のろう学校に通ってたんだと思う。

当時は、只々不思議というか、どうやってるんだろう〜?と、物珍しい視線で見ていた思う。

それから、
映画やドラマで手話が取り上げられたものが流行ったりで、多少は興味が。

それでも自分には関係の無いものと…。


衝撃だったのは、

摂食指導をして頂いてた、中島先生の関係の方々と何かの会合の後飲みに行き、その二次会でカラオケに行った時の事だ。

誰かが歌ってた歌に、一人の方が手話を付け始めた。

気付くと、そこにいた全員では無かったと思うが半数を超えた人たちが手話を付け一緒に歌っていた。

この人達はなんなんだ!?

このスキル、カッコイイーー!と思ったのが、多分私のキチンと手話を意識した時でした。

そして、チャーリーに手が掛からなくなった最近、自由な時間も取れる様になり、映画なんか観に行くようになったりして、

そこでまた出会った映画、
宮沢りえ主演
『湯を沸かすほどの熱い愛』



これで、忘れてたものを思い出したかの様でした。


市報の手話講習会の案内、

メモして、申し込み期限ギリギリまで考えた。

悩んだ。

毎週、夕方6時半からの講習、通えるのか?

手話、本当に出来るのか?

以前、公民館で開催された英会話で失敗した事が有るので(笑)

自信がない。

ギリギリまだまって、応募して、定員オーバーだったら諦めよう(笑)


そしてこの度…




いつ挫折するか分からないので、一年間誰にも喋りませんでした。(笑)

でも、結果、皆勤でした。

難しいけど楽しかった。


正直、手話の技術はまだまだぜんぜんです。

英会話に例えるならば、出川イングリッシュくらいの程度でしょう。


でも、ここで学んだものはとても大きいと感じている。


一つは、
ここで出会った人達。

聾唖者が受けてきた、疎外感や苦労、政治政策の間違え。

手話通訳士の志、技術、人間性。

そして、ここに集まった方々の、講習会に参加したきっかけ。

誰の話にも感動させられる。


そしてもう一つは、
ろうという文化。

同じ日本に生まれ暮らしているのに、違う文化で生活しているということ。

手話は、言語。

異文化コミュニケーションのツールです。


そして、

この講習会も最終局面になると、直接ろう者の方と会話する授業があったりで、ろう者との触れ合いの場が何度かあった。

ろう者との会話では、

まず下手な手話で、

名前、年齢、住まい、家族構成などを伝える事が多いが、

ろう者からは、

「なぜ、講習会に参加したのか?きっかけは?」と、結構な頻度で質問される。

めちゃくちゃな手話でどうにか伝えると、

必ず皆さんは、

「ありがとう」と言ってくれる。

最初は、下手な手話で一生懸命伝えようとする努力にたいし、「ありがとう」ご苦労さんなのかと思っていたが、

どうやら違う。

手話を学んでくれて
「ありがとう」なのだ。

手話を学ぶ、

相手の文化に飛び込む、

理解しようとしてくれる、

それに対して「ありがとう」と言ってくれている。


私もチャーリーを通し、常々感じていますが、
壁を作っているのは、健常者の方なんですね。

正直、土足で踏み込む様な真似をしているかもしれません。

それでも、来てくれる方が嬉しい。

とても良い学びでした。


私が続けてこれたのは、

皆さんとの出会いは勿論ですが、

実は、チャーリーの学校の元PTA会長さんが、偶然ご一緒でした。

私よりちょっと年配ですが、

学びを辞めない姿、何にでも参加する姿勢、尊敬します。

私も負けてはいられません。


講習会は終了しましたが、

新たなサークルに参加して学びを続けたいと思います。

そして、

いつか、

手話という世界、

ろうという文化の、

バイリンガルになります!


追記
以前、近くにあった古本屋がつぶれる時、セールがあり、その時に買った読むかどうかも分からない本。
まだ読んでないその本を整理しようと思って片付けてたら、

こんな本が出て来た。



買った覚えすらない。

本屋がつぶれたのは、多分10年近く前。

おそらく、その時既に、心の片隅に。


この本に導かれたのかな〜〜?(笑)


追加購入しました!



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Posted by ミマティー2 at 10:36│Comments(0)チャーリー手話
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